限界状態でのシステム開発マネジメント

普通は「ちゃんとスケジュールを引き直そう」とか「ヒアリングしてより業務に適した人材配置転換しよう」とか「増員してなんとか期限までに終わらせよう」とか、進捗が芳しくない時の改善はセオリーがある。
けれど、限界状態ではそれが当てはまらない。

限界状態とは

具体的にはこういう状態を指す。

  • 他との兼ね合い・契約の都合によりスケジュール・期限をずらせない
  • 人員誰もがフル稼働
  • 人員増加したとしても期限まで時間が短く必要知識の学習が間に合わない
  • 業務改善しようにも目前の業務締め切りのためヒアリングの時間を作れない

「そんなの進捗管理すれば起こるわけないでしょ」と思うかもしれないけれど、本当に起こる怖い話なのだ。

どう対処すべきか?

最も重要なのは作業効率をなるべく維持出来るように優先度の高いタスクから終わらせていくことだと思う。
なので最優先タスクが何かの確認は必須だと思う。でも、それ以外のタスク確認・状況ヒアリングなどはヒアリング対象者に余裕がなければしてはならないし、最もいけないのがキーとなる作業要員の作業時間を食いつぶすことだ。
他の人員が進捗管理に参加出来るのならば、リスケジュール出来そうな事項はリスケジュールする、人を増やせば取り掛かれる・対応できるタスクには別人員をアサインする、作業している人員の効率の妨げになっている事項があれば解消するなどの対応にとどめた方が良い。

なお、このやり方でもう期限に間に合わない状態となれば、もうその時は天命を知る他ない。

強く主張したいこと

細やかな進捗管理が必要なのは進捗状況を管理下においていつまでに何をせねばならないか明確にすべき時のこと、稼働に余裕が存在する場合の話であって、この場合マネージメントは大きな意味を持つ。
けれどフルに稼働していて調整している余裕もない場合では直近の作業に全振りすべきであって、マネージメントの大切さは相対的に下がるということなのだ。